明治150年 歴史より、現代の難問を解決するブログ

明治以来150年間、日本が経験してきたことを、歴史は繰り返すの観点から、現代の難問を解決します。

現在は正に戦前の大恐慌時代と鏡合わせだ。前回の破滅への道 ー戦争ー をもう一度たどるのか!?

2017917日更新)

 

こんにちは

Meiji150です。

 

1980年代の後半に始まったバブル時代。

とにかく散財につぐ、散財の時代。

中年以上の方は思い出せるでしょう。

高級車や億ションがバカスカ売れました。

働かずとも、株や土地が

勝手に巨富を稼ぎだしてくれましたよ。

 

銀行はジャブジャブある資金を

なんとか動かそうと

土地の担保価値以上に貸し出します。

 

正に1920年代のアメリカと同じですね。

 

投機熱は過熱しついに1990(平成2年)

に株価が暴落。

この数字、日本で恐慌の発生した

昭和2年とゾロですね。

 

さらに政府の地価上昇に対する

抑制政策によって

1993年平成5年)土地価格も暴落して

 

バブル好景気は文字通り

泡のごとくはじけてしまいます。

 

その後、日本経済は

自立回復していくのですが

1995年、阪神・淡路大震災が発生し

 

その痛手が癒えない内に

登場したポマード大王・橋本龍太郎

日本を滅茶苦茶にしてしまいますよ。

 

よせばいいのに

日本経済が満身創痍な時期に

官僚主導で財政再建をやるとか

いきりたって

1997年平成9年)

消費税を3%から5%に増税

一度は回復に向かった経済を

底なし沼にひきこみます。

 

1997年(平成9年)から翌年にかけ

 北海道拓殖銀行山一證券が潰れ

金融不安はピークを迎えます。

 

通常の循環不況に

資産バブル崩壊が合わさって

当時、複合不況なんて呼ばれましたね。

 

1998年(平成10年)から

経済的要因の自殺者が急増し

自殺者3万人時代

なんて呼ばれました。

 

それに金融機関の含み損が表面化し、

多額の不良債権を抱えた企業が

軒並み倒産していきました。

 

1999年(平成11年)は、

巷間、この世の破滅の年だなんて、

1970年代に流行った

ノストラダムスの大予言」という

ベストセラー本がありましたが

 奇しくも予言が的中してしまった

人々がちまたにあふれたわけですよ。

 

そんなうす暗い20世紀末が終り

21世紀の幕開けとともに、

さっそうと現れたのが

ライオンヘアの小泉純一郎ですよ。

 

小泉劇場とその評価

21世紀の到来とともに

颯爽と現れた小泉純一郎

芸術家のように髪をなびかせ

オーバーすぎるくらいりきんだ語り口に

民衆はかれに最後の望みを託して

国民人気たるや凄いものでしたよ。

 

小泉内閣の政策は

ワンフレーズ政策と呼ばれ

庶民にわかりやすいものでした。

「官から民へ」をスローガンに

聖域なき構造改革

というものに取り組み

郵政民営化をはじめ

日本道路公団の民営化など 

やつぎばやに行いました。

ここで敵役に登場したのが

郵政族、道路族なんていう 

族議員

いわゆる抵抗勢力ってやつでしたね。

 

また、小泉政権は、金融庁を発足して

銀行の不良債権も進めましたよ。

 

都市銀行も三大メガバンクに統合され

ようやく日本経済は

自律成長をはじめました。

 

一方のアメリカではブッシュの息子が

まさかの大統領になって

 

それをきっかけにして

2001年9月11日

アメリカ同時多発テロ事件

起こります。

世界はテロと紛争の時代に

混迷の度合いを深めます。

 

アフガニスタンイラク

戦火が起こります。

 

そんな2008年に起こったのが

サブプライムローンのこげつきによる

アメリカの民間金融大手

リーマンブラザースの倒産ですよ。

これを引き金に

世界金融危機が訪れます。

 

リーマンショックです。

 

これは思い出しますね。

大正バブル(成金時代)から

昭和初期の長期デフレ不況(恐慌)

と鏡合わせです。

 

日本が1920年代に恐慌であえいでいた

その反面、米国は黄金の20年代でした。

そして1929年のアメリカ初の世界恐慌 

まさに歴史は繰り返すんです。

 

1990年代以降デフレ経済に

苦しんでいた日本

2009年、政権交代が起こります

 

当初は期待された民主党政権でしたが 

寄せ集めで意志決定の仕組みが滅茶苦茶で

思い付きで何事も行われたため

世情は混乱しました。

 

そこに2011年の東日本大震災です。

 

大きな経済負担と政治混迷を

残しただけで

民主党政権はわずか3年間で

終焉を迎えました。

 

さあ、いよいよ話は大詰めですが

話が長くなってしまったので

 

すみませんが、この続きは次回に。